CHILD LIBRARY 子どもライブラリー

「新年早々のお仕事」

皆様、どのような年明けだったでしょう。今年も、ご家族の健康をお祈りしています。
さて、私の新年(1月1日)のはじまりは、つまり追われるということで、ミュージカルの物語の構想が頭の中に飛び込んで離れることはありません。すべての出発は、物語ですが、これが簡単に生まれてくれません。かつてそば屋で、風呂の中で、物語の神様は微笑んで降りてきてくれたのですが、今年は遅い・・・。
最後のシーンだけは、昨年12月に突然できたのですが、ほとんどそれが物語に膨らみません。過去の経験からジタバタと苦しんでも何も進まず、ひたすら神様を待ち続けることは学んだのですが、「まだですか?」「今年は一週間早いですよ」「3月2日は何の日でしょう」と職員から催促される毎日はつらいものです(よ。)

巷では、雪の成人式のことで盛り上がっていました。ちょっと前に若者が携帯の端末のゲームにはまって、一か月何万円も使っていることが取りざたされていました。報道では、150万円も使った人がいるとか。決済は、親のカードを使用するというから、親もビックリでしょう。
ゲーム中毒と浪費癖から、未成年(16〜19歳)を守らなければならないということで、法律の整理が検討されているようです。しかし、私は思うのですが、法律でゲームの使用限度額を設定して取り締まっても、ゲームの開発は、あの手この手でいくらでもされるでしょう。その人達は、それが仕事ですから負けていません。それに対応するために、また新たな法整備が求められます。これを「イタチゴッコ」と言いますが、その顛末が見えるようです。
皆さんとは、もっと根本の対処を考えたいですね。それは、親の役割ということです。携帯は誰が与えますか?使用料は誰が支払っていますか?子どもが高価な携帯の端末を自由に持っていること自体から考え直す必要があります。使用方法については、法律で取り締まるのでなく、親が厳しく制限するべきでしょう。問題を抱えたままであるならば、与える必要はないと思います。
「携帯を持っていないと友達ができない」「子どもの安全のために」とか色々もっともらしい理由が言われますが、本当ですか?私は、理由を細かく検討していくと、あやしいなぁ!と思っています。もっともらしいけれど、個々の家庭の事情に照らして考えると、簡単すぎます。巷間のもっともな情報に振り回されないで、我が子はしっかりと親がしつけも管理も責任を持つべきです。「我が家の方針」に自信を持って、子どもに伝えましょう。法律にお願いして、社会でストップをかけてもらうというのは、親として情けない。責任の放棄です。

なんてことに檄を飛ばしている場合ではありません。「先生達が仕事にかかれません。早くしてもらわないと・・・。」と職員に突き放され、雪の連休に事務所にずっとこもって、そして・・・。
火曜日に子ども達に一曲うたって聴かせました。みんな、めちゃくちゃワクワクドキドキして、もうやる気まんまんの顔で聴いてくれました。やっぱり、子ども達に引っぱられて、私たちは怠けず、自己犠牲を惜しまず、仕事ができるものだと思いました。やる限りは、中途半端にはせず、持てるものをすべて使って、皆さんが感動できるものをやるぞ!
お楽しみに。

2013/01/22